Jimi Player 説明テキスト ●Jimi Playerって何? 複数の動画を同時再生するためのプログラムです。 main、sub1、sub2の3つのウィンドウで動画再生できます。 単なる同時再生ではなく、「5分ずらして再生」など、ズレる時間を数値で指定して再生できます。 ただし、ズレると言っても、「mainの動画を先頭から再生開始して、その5分後にsub1の動画を先頭から自動的に再生開始」などはできません。 「mainの動画を05:00の位置から再生開始するとともに、sub1の動画を先頭から再生開始」などは可能です。 しかし、正確に5分差で再生されることを期待してはいけません。 また、自分で使う為に作っただけなので、色々と手抜きしています。 ●動作環境 .NET framework 3.0の32ビットアプリを実行可能な環境 Windows Media Player 10以降が必要 暗黙の了解でWindows XP以降 普通のWindows Media Playerで再生するよりも動作は重いと思います。 ●名前の意味 時間差で再生して 見比べる で、Jimi Playerです。 同時に、アイコンなどの画像データを一切使用しない、配色にも凝っていない「地味」でもあります。 ●操作説明 Jimi Player Global Controlウィンドウ(以下、Globalウィンドウ)では、複数の動画全部を操作します。 mainウィンドウ、sub1ウィンドウ、sub2ウィンドウ(以下、動画ウィンドウ)では、1つの動画だけを操作します。 0.起動 普通に、exeファイルをダブルクリックするなどで起動しても良いです。 exeファイルに、3個以内の動画ファイルをドラッグ&ドロップすることで起動しても良いです。 1.ファイルのドラッグ&ドロップ 再生したい動画ファイルを、動画ウィンドウにドラッグ&ドロップして下さい。再生準備が整ったら、その動画ウィンドウのPlayボタン等が有効になります。 Globalウィンドウに、3個以内の動画ファイルをドラッグ&ドロップしても良いです。 2.ボタンやスライダー PlayボタンとPauseボタン、Stopボタンはわかると思います。PlayボタンとPauseボタンは兼用です。 Muteボタンは、押すたびに消音状態を切り替えます。 動画ウィンドウにある、横方向に動かせるスライダーはシークバーです。再生位置を示します。動画再生時には進行に応じて適当に位置が変わります。手動で動かして再生位置を変えることもできますが、Pause状態で変えたほうが良いかもしれません(注意事項参照)。 縦方向に動かせるスライダーは音量です。Globalウィンドウで変更すると、各動画ウィンドウのスライダーも勝手に変更されます。 speedと書かれている場所のすぐ右に数値を入力して、さらにその右のSetボタンを押すと、再生速度が変更できます。しかし、自由に速度制御できるわけではありません(注意事項参照)。speedを変更して動作がおかしくなった場合は、いったんspeedを1.0に戻して下さい。 beforeボタンとafterボタンで、「10秒前に移動」「10秒後に移動」などの操作ができます。移動時間はボタンの横のコンボボックスで選択するか、数値を直接入力して下さい。数値の単位はミリ秒です。マイナスの数値も入力できますが、紛らわしいのでやらないほうが良いと思います。また、大きく移動する場合は、いったんPause状態にしてからのほうが良いかもしれません。 Globalウィンドウの一番下の段で、ズレる時間を制御します。まずは左のコンボボックスでsub1かsub2かを選び、入力欄に数値を入力します。数値の単位はミリ秒です。そしてSetボタンを押すと、時間差が設定されます。マイナスの数値を入力すると、mainのほうが遅れます。Getボタンを押すと、現在の時間差を取得します。 3.右クリックメニュー Stretchは、動画表示の拡大縮小の方法の設定です。Fillは、動画表示領域いっぱいに拡大(または縮小)します。Uniformは、領域からはみ出さない範囲で、動画ファイルから得られる縦横比率を保持したまま拡大(または縮小)します。Noneは、ウィンドウサイズを変えても拡大縮小しません。UniformToFillは、領域に余白ができないようにして、動画ファイルから得られる縦横比率を保持したまま拡大(または縮小)します。NoneとUniformToFillは使わなくて良いです。 Aspect Ratioは、動画表示領域の縦と横のドット数の比を一定に保つ為にウィンドウサイズを制限するための設定です。Autoは、動画ファイルから得られる縦横比率を使用します。Freeは、ウィンドウサイズを制限しません。Customは、ダイアログで任意の数値を入力します。Free以外の場合、ウィンドウ幅に応じて高さを調整します。 動画ファイルから正しい縦横比率が得られる場合はFill+AutoかUniform+Auto、正しい縦横比率が得られない場合はFill+16:9などやFill+Customを使用すると良いでしょう。自由に縦横比率を変更して表示したい場合はFill+Freeです。 Window Sizeで、ウィンドウサイズを変更することもできます。しかし、環境によっては100%でも等倍表示になりません。相対的な数値だと思っておいて下さい。 ●注意事項いろいろ 再生の時間差を設定できますが、指定した時間差どおりに再生されるとは限りません。平気でズレます。delayのSetを何度か押すと、ズレ具合が小さくなったり大きくなったりすることもあります。諦めて、本来設定したい数値より少ない数値を適当に入れたりするのも1つの方法です。 普通のWindows Media Playerで再生するよりも動作は重いと思います。 Windows Media Playerで再生できない動画は再生できません。 Windows Media Playerで再生できる動画は再生できるはずですが、何らかの要因で再生できないこともあるかもしれません。 Play中にシークバーを動かすと、時間がかかる場合があります。そのような場合は、Pause中にシークバーを動かすほうが良いです。 speedは、動画の形式によって設定可能な数値が異なるようです。設定数値とは異なる速度で再生されたり、内部エラーが発生して停止したりすることもあります。speedを変更して動作がおかしくなった場合は、いったんspeedを1.0に戻して下さい。 音だけのファイルなどの場合、Playできるようになるまでに非常に時間がかかることがあります。そのようなファイルをJimi Playerで再生しようとするのはやめておいたほうが無難です。あまりにも時間がかかるようであれば、あきらめて別のファイルをドラッグ&ドロップしても良いです。 画像ファイルも、Jimi Playerで見る意味はありません。 beforeやafterでは細かく時間指定できますが、期待どおりに動くかどうかは定かではありません。動画フォーマットによっては、Pause中に30ミリ秒ずつ時間を変更してもコマが飛ばされまくりな気もします。 動画表示領域が画面からはみ出しそうになるぐらいにウィンドウを大きくすると、サイズ自動調整できなくなることがあります。 動画ウィンドウを最大化した状態では、縦横比の自動調整ができません。 動画のフルスクリーン表示はできません。 各種設定値は保存されません。 コマンドラインパラメータで、ローカルのファイル以外を指定した場合の動作は未確認です。 動作保証は一切ありません。 有害な動作をしないかどうか不安な場合は、使用しないほうが無難です。あるいは、C#で作成した物ですので、適当なツールで逆コンパイルしてみても良いでしょう。難読化ツールのような物は使用していません。 ●自分で動画プレイヤーを作りたい人へ Jimi Playerを適当なツールで逆コンパイルすることも可能ですが、あんまり見ないほうがいいです。醜いです。 ●配布場所(2012年07月01日現在) http://milfa.akari-house.net/jimi.html http://milfa.akari-house.net/ ●更新履歴 ・2012/07/01 初公開